「関数プログラミング実践入門」を読んだので感想を書く
関数型言語については一度ちゃんと触ってみたいと思っていたので、良い機会だと思って本書を手に取った。
導入部分では他言語との比較などを用いて関数型言語を用いると何が嬉しいのか、
どう書けるのかという実例を出してくれていたりと、とっつきやすかった。
本格的に関数型言語についての話がはじまるのは2章からで、第2章から第5章では Haskell をベースにそれぞれ
- 型
- 関数
- 評価戦略
- モナド
といった関数型言語において大事な概念が学べる。(ただ、5章は一通り読んだだけでは難しかった)
個人的には評価戦略については本書を読むまで全然意識したこともなかった(例えば RSpec の let が遅延評価だよね、
Scheme とかも遅延評価入ってるよね程度しか知識がなかった)が、
本書ではメリット・デメリットを出して比較されていたりと、すごく分かりやすかった。
そして忘れてはいけないのが第6章で、ここでは実際の問題について関数型言語を用いて どういった思考のプロセスで解決していくのかが丁寧に書かれていてすごくためになった。 ここで挙げられている考え方は関数型言語云々を抜きにしても大事な考え方だと思うので読んでほしい。